最近手作りものの紹介がなかったのでひさびさに。
「レンチキュラー(レンティキュラー)」って馴染みのない名前ですが、じつはあちこちで見かけるもの。見る向きで絵が変わったり立体的に見えたりする、表面がギザギザしているあれです。
Wikipediaによれば、「シート状のレンチキュラーレンズを用いて、見る角度によって絵柄が変化したり、立体感が得られたりする印刷物のことである。」とあります。
私も、子供の頃からお菓子のオマケやシールなどで目にしていました。当時は1枚の平たい紙のようなものなのに絵が変わったり立体的に見えるのが不思議で、手に入るものはみんな大事にコレクションしてました。今でも好きな絵柄が使われてるもの中心に色々集まってしまってます。

写真、左側の10枚ほどは市販の「スターウォーズ・3Dステッカー」たち。アメリカ風なデザインの「ステッカーマシン」で買います(映画館やショッピングセンター、輸入もの玩具を扱うおもちゃ屋などに置かれています)。アメリカ版カードダスみたいな感じ。セレブレーション・ジャパンの会場にも置かれていたので、入手した方も多いのではないでしょうか?「3Dステッカー」という名称ではありますが、立体モノもあればチェンジング(絵柄が変わる)タイプのものもあります。
そして右端はコスプレ活動時に持っている名刺です(写真とイラストの2種チェンジング)。中途半端な角度から撮影しているので2つの絵柄が両方ぼんやり見えています。今回はこのようなカードを手作りしてみました。(※画像の名刺は印刷所に頼んで作ったものです)

手作りするのにまず必要なのは、あのギザギザしたもの、レンチキュラーシートです。これだけが欲しい人ってなかなかいないと思うのですが、販売している所は探せばあるもので...ネットってなんでも売ってるなあと驚きです。
写真はA4くらいのサイズだったものを切ったものです。カッターで簡単に切れ、裏には全面に糊がついているタイプ。作った画像を裏から貼り付けるとき便利です(実際は位置あわせにかなり苦労しますが...)。
次に用意するのは画像。今回はフェルト製のアナキン&オビワン人形の写真を使いました。アナキンとオビワン、それぞれ単体で撮った2枚の写真が見る角度によってチェンジしてみえるようなものを作ります。3枚以上のチェンジや3Dぽく見えるものも頑張り次第で自作できるのですが、これが一番簡単。

これが2枚の写真をレンチキュラー用に合成したものです(右側は実際の画像データの一部を2倍に拡大したものです)。これを見ていただくと直感で分かって頂けるかと思いますが、単純に2枚の画像をストライプ状に合成しているだけで、わりと簡単に作ることができます。この上にレンチキュラーシートを重ねると、シートのギザギザ1本1本がもつレンズの効果により、見る方向によりアナキンかオビワン、どちらか一方だけが見えるようになります。
大事なのはこの画像を印刷する際に、画像のストライプ1組ぶんの幅とレンチキュラーシートのギザギザ1本の幅が正確に同じサイズになるようにすることです。
レンチキュラーシートには「75LPI」「60LPI」などの種類があります。たとえば「60LPI」というのは「60・ライン・パー・インチ」の略。1インチにつき60本のギザギザがありますよ、という意味です。詳しいやり方はここでは長くなりすぎて解説できませんが、この情報から画像のストライプの幅を算出しています。
こちらがプリントした画像にシートを仮止めしたもの。画像のストライプとシートのギザギザはどうにか目分量であわせています。ちょっとでも斜めに貼ってしまうとうまくチェンジして見えません。うまく貼れたら余白を切って完成。
来年の年賀状にどうだろう?なんて考えてみましたがシートがそれなりに高価なのと、同じものを量産するのがなかなかの手間なので却下の方向です(笑)
メッセージカードなどには、いいかもしれません。
posted by Yuki Shibaura at 18:32
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